線源交換工事について
沖縄セントラル病院では、ガンマナイフ治療というものをやってます。
これは201ヶ所のコバルト60から出るガンマ線の細いビームを、脳内の1点にピンポイントに照射し病変を焼き切ってしまう治療法です。コバルト60は自然に減衰していき、5.2年でパワーが半分になってしまいます。放出されるガンマ線の量が半分になってしまう訳なんです。逆に言うと、最初5分で照射していたものが、10分かけないと同じ線量を照射できなくなってしまうわけです。
時間が経てば経つほどコバルト線源は減衰していきますので、治療開始から数年経つとコバルト線源の入れ替えが必要になってきます。沖縄セントラル病院のガンマナイフは、治療開始から7.4年が経過し線量率が38%まで低下してきたため、線源交換工事を行うことになりました。
写真は、セントラル病院のガンマナイフ本体です。
今回は機械を全部ばらします。本体のカバーを取り外し、カウチも外してしまいます。
次に特別な機器を用いて、内部に円周状に配置されている201個のコバルト線源を一つ一つ取り出します。本体は、逆から見るとまるで巨大な眼球のような感じです。
今回初めて内部を覗くことが出来ました。普段の治療の時にこんなコトしたらえらい被爆してしまいますから、数年に1回コバルト線源が完全の取り除かれた状態の時しかこんな写真は撮ることは出来ません。
これは201ヶ所のコバルト60から出るガンマ線の細いビームを、脳内の1点にピンポイントに照射し病変を焼き切ってしまう治療法です。コバルト60は自然に減衰していき、5.2年でパワーが半分になってしまいます。放出されるガンマ線の量が半分になってしまう訳なんです。逆に言うと、最初5分で照射していたものが、10分かけないと同じ線量を照射できなくなってしまうわけです。
時間が経てば経つほどコバルト線源は減衰していきますので、治療開始から数年経つとコバルト線源の入れ替えが必要になってきます。沖縄セントラル病院のガンマナイフは、治療開始から7.4年が経過し線量率が38%まで低下してきたため、線源交換工事を行うことになりました。
写真は、セントラル病院のガンマナイフ本体です。
今回は機械を全部ばらします。本体のカバーを取り外し、カウチも外してしまいます。
次に特別な機器を用いて、内部に円周状に配置されている201個のコバルト線源を一つ一つ取り出します。本体は、逆から見るとまるで巨大な眼球のような感じです。
今回初めて内部を覗くことが出来ました。普段の治療の時にこんなコトしたらえらい被爆してしまいますから、数年に1回コバルト線源が完全の取り除かれた状態の時しかこんな写真は撮ることは出来ません。
この記事へのコメント
はじめまして
美しい写真ですね!
ローマのパンテオンで天井を見上げたときの
あの感動を思い出しました。
美しい写真ですね!
ローマのパンテオンで天井を見上げたときの
あの感動を思い出しました。
Posted by crotons at 2009年12月19日 12:11
crotonsさん、はじめまして。
ご訪問、コメントありがとうございます。
ガンマナイフ本体の内部は、私も今回初めて見ることが出来ました。計算され尽くされた線源の配置が、ホントに芸術作品のように感じられますね。
フレームを装着する時に10分ほど痛みがあるのですが、治療効果は素晴らしいものです。あと10日ほどでセントラル病院を退職することになるので、もうガンマナイフ治療に携わるコトも無いのだと思うと寂しい気もしますが、2月からは新しい仕事が待っているんだと気持ちを切り替えるようにしています。
ご訪問、コメントありがとうございます。
ガンマナイフ本体の内部は、私も今回初めて見ることが出来ました。計算され尽くされた線源の配置が、ホントに芸術作品のように感じられますね。
フレームを装着する時に10分ほど痛みがあるのですが、治療効果は素晴らしいものです。あと10日ほどでセントラル病院を退職することになるので、もうガンマナイフ治療に携わるコトも無いのだと思うと寂しい気もしますが、2月からは新しい仕事が待っているんだと気持ちを切り替えるようにしています。
Posted by samura at 2009年12月20日 11:16