心配無用?
イラブー汁が観光客に大人気なんだそうです(驚)。子供の頃はよく食べましたが、そう言えば最近食卓でお目にかかったことがありません。
4月22日には、海岸から1キロ以上離れた集落にイラブーが現れたと言う新聞記事が! これを見て数年前に朝刊に載ってた、「生きたエラブウミヘビが市場から逃走」したって記事を思い出しました。
ハハハ・・・。笑い事じゃないけどうけました。このエラブウミヘビ、動物愛護法で「人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれのある動物」として特定動物に定められているンだそうです。あたしゃそんなこと、ち〜っとも知りませんでしたよ。海で泳いでたら、横をすり抜けていくコトも多いし、最近は食わないけど子供の頃はよくイラブー(エラブウミヘビ)のおつゆが出てましたもの、結構身近な存在ですよ。市場へ行けば、薫製が売られてますしね。でもエラブウミヘビはコブラの親戚で、ブーハーの70〜80倍も強力な毒(私の持っている「海洋咬刺傷マニュアル」には、約20倍と書かれています)を持っているそうです。
余談ですが、毒は大きく分けて神経毒と出血毒の2種類があります。コブラやサソリの毒やフグ毒(テトロドトキシン)、ボツリヌス毒素(ボツリヌストキシン)などの神経毒は、呼吸筋麻痺から死に至る致死性の高い毒ですが、呼吸さえ確保出来れば救命も可能です。アンボイナやタガヤサンミナシなどのイモガイの毒(コノトキシン)も、神経毒です。一方の出血毒は、毒が注入された組織を破壊する性質の毒素で、いわば消化酵素の集合体みたいなものです。ブーハーはその毒で獲物を弱らせ(場合によっては死に至らしめ)、丸飲みした後は外からも中からも被害生物の体組織を溶かして吸収してしまうと言う非常に合理的な消化システムを採用しているわけです。
さてこのイラブーことエラブウミヘビですが、性格が大人しいのでよっぽどちょっかい出さない限り咬まれることはありません。しかも口が小さいので、腕とか足とかに噛みつくことは出来ず、指の先っちょとか体の先端部の小さなところにしか歯を立てることが出来ませんから、指先でツンツンしたりしない限り大丈夫っしょ、普通。腕に巻き付いていって指先にカプっ!、みたいなことがないとは言えませんが、その前に振り払ったりするだろうし。
ということで、イラブーが逃げたからって人が咬まれる心配はほとんど無いと思います。
で、この件でわたくしが心配なのは、先日もお話ししたハイブリッド種の誕生です。もしイラブーとブーハーが交雑してハイブリッドタイプのイラブーハーが誕生したら、大変なことになってしまいます。エラブハブ・リンカーンもビックリ(誰?)。毒は「神経毒」と「出血毒」の両方の性質を兼ね備え、牙は長く顎関節を外して180度開口出来るでかい口を持ち、動きは俊敏で性格は凶暴だったりすると超最悪。しかも水陸両用(恐)。
まず無いと思いますが・・・。
4月22日には、海岸から1キロ以上離れた集落にイラブーが現れたと言う新聞記事が! これを見て数年前に朝刊に載ってた、「生きたエラブウミヘビが市場から逃走」したって記事を思い出しました。
ハハハ・・・。笑い事じゃないけどうけました。このエラブウミヘビ、動物愛護法で「人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれのある動物」として特定動物に定められているンだそうです。あたしゃそんなこと、ち〜っとも知りませんでしたよ。海で泳いでたら、横をすり抜けていくコトも多いし、最近は食わないけど子供の頃はよくイラブー(エラブウミヘビ)のおつゆが出てましたもの、結構身近な存在ですよ。市場へ行けば、薫製が売られてますしね。でもエラブウミヘビはコブラの親戚で、ブーハーの70〜80倍も強力な毒(私の持っている「海洋咬刺傷マニュアル」には、約20倍と書かれています)を持っているそうです。
余談ですが、毒は大きく分けて神経毒と出血毒の2種類があります。コブラやサソリの毒やフグ毒(テトロドトキシン)、ボツリヌス毒素(ボツリヌストキシン)などの神経毒は、呼吸筋麻痺から死に至る致死性の高い毒ですが、呼吸さえ確保出来れば救命も可能です。アンボイナやタガヤサンミナシなどのイモガイの毒(コノトキシン)も、神経毒です。一方の出血毒は、毒が注入された組織を破壊する性質の毒素で、いわば消化酵素の集合体みたいなものです。ブーハーはその毒で獲物を弱らせ(場合によっては死に至らしめ)、丸飲みした後は外からも中からも被害生物の体組織を溶かして吸収してしまうと言う非常に合理的な消化システムを採用しているわけです。
さてこのイラブーことエラブウミヘビですが、性格が大人しいのでよっぽどちょっかい出さない限り咬まれることはありません。しかも口が小さいので、腕とか足とかに噛みつくことは出来ず、指の先っちょとか体の先端部の小さなところにしか歯を立てることが出来ませんから、指先でツンツンしたりしない限り大丈夫っしょ、普通。腕に巻き付いていって指先にカプっ!、みたいなことがないとは言えませんが、その前に振り払ったりするだろうし。
ということで、イラブーが逃げたからって人が咬まれる心配はほとんど無いと思います。
で、この件でわたくしが心配なのは、先日もお話ししたハイブリッド種の誕生です。もしイラブーとブーハーが交雑してハイブリッドタイプのイラブーハーが誕生したら、大変なことになってしまいます。エラブハブ・リンカーンもビックリ(誰?)。毒は「神経毒」と「出血毒」の両方の性質を兼ね備え、牙は長く顎関節を外して180度開口出来るでかい口を持ち、動きは俊敏で性格は凶暴だったりすると超最悪。しかも水陸両用(恐)。
まず無いと思いますが・・・。
この記事へのコメント
まさしくハイブリッド種の完成!!!
かなりの殺人兵器になってしまうような。
読んでて怖いです~~~~~~。
180度、想像しちゃいました(・_・;)
かなりの殺人兵器になってしまうような。
読んでて怖いです~~~~~~。
180度、想像しちゃいました(・_・;)
Posted by ちったん at 2012年06月17日 16:52
こ~~~~わ~~~~いぃぃぃぃぃ(^^)/
Posted by saorin' at 2012年06月17日 21:10
泳いでいる横を通るのがブーハーだろうが、ウミヘビだろうが、蛇である以上平常心ではいられません。
私が南斗水鳥拳の使い手なら、1ミリ以下に切り刻んでいるところです( ^∇^)
私が南斗水鳥拳の使い手なら、1ミリ以下に切り刻んでいるところです( ^∇^)
Posted by ichigeki at 2012年06月18日 08:37
ちったんさん、コメントありがとうございます。
5年くらい前に書いた記事ですが、ほとんどそのまま平行移動しました。秘奥義がブログでも使えるなんて!
5年くらい前に書いた記事ですが、ほとんどそのまま平行移動しました。秘奥義がブログでも使えるなんて!
Posted by samura at 2012年06月18日 20:47
saorin'さん、ご訪問ありがとうございます。
ヴァンパイアより恐かったですか?
ヴァンパイアより恐かったですか?
Posted by samura at 2012年06月18日 20:51
ichigekiさん、コメントありがとうございます。
南斗水鳥拳の奥義はその華麗な足の動きにあるのであります!
水の中で下半身の動きを封じられれば、羽をもがれた水鳥も同然(とユダも言っています)。
イラブウミヘビを倒すには飛翔白麗を出すしかないですね(たぶん)。
南斗水鳥拳の奥義はその華麗な足の動きにあるのであります!
水の中で下半身の動きを封じられれば、羽をもがれた水鳥も同然(とユダも言っています)。
イラブウミヘビを倒すには飛翔白麗を出すしかないですね(たぶん)。
Posted by samura at 2012年06月18日 20:58
イラブーとブーハーが交雑したら、
イラブーハ-になるのではなかろうかと思うのは、僕だけではないと思うのですが・・・(-_-;)
イラブーハ-になるのではなかろうかと思うのは、僕だけではないと思うのですが・・・(-_-;)
Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 2012年06月19日 00:49
草野さん、コメントありがとうございます。
イラブーとブーハーを人工的に交配させている人がいるらしいのですが、もしかして草野さん???
イラブーとブーハーを人工的に交配させている人がいるらしいのですが、もしかして草野さん???
Posted by samura at 2012年06月28日 22:13