ベルガ腔の頻度
昨年7月13日にベルガ腔の記事を書いた時、頻度がどれくらいなのかよく分からず、外来でもある程度幅を持たせて説明していたのですが、開院して1年経過したのでさむら脳神経クリニックでこの1年間に撮影したMRIのフィルムを全部見直して、実際どれくらいの頻度なのかを調べてみました。
ちなみにここで言うベルガ腔は、正確には透明中隔腔とベルガ腔の合併したスペースのことです。透明中隔腔のみの頻度も一応調べてはみたのですが、ホントに透明中隔腔なのか加齢による変化なのかはっきり鑑別出来ない場合も多々あったので、今回は透明中隔腔とベルガ腔が合併している数だけをカウントして、頻度を計算してみました。
別にヒマだからやっている訳ではありませんよ〜。自分のデータを整理して、受診された患者さんにより正確な情報を提供することも、私達の重要な仕事なのです。それにしても、もし画像データがフィルムで管理されている場合なら、千何百人のデータを全部見ようと思ったら莫大な時間と労力が必要になると思いますが、PACS(画像管理システム)を使うといちいち袋からフィルムを撮りだしてシャーカステンに掛けたり、また袋に仕舞ってフィルム棚に戻したりと言うムスケルアルバイトは全て省略出来ます。結果1年間に撮影した画像データを、一晩で集計出来ちゃうと言う早業も可能となるのです。PACSって、べんりぃ〜。
では、実際のデータを見てみましょう。次のグラフは、昨年2月から今年1月までに当院でMRIを撮影した方を、年齢別に並べて見たモノです。
転移性脳腫瘍の経過を観ているような場合は毎月MRIを撮影しますので、1人で何回撮っても1人とカウントしています。
次は各年齢層におけるベルガ腔の件数をグラフにしてありまして、それぞれの年齢層に占めるパーセンテージをラベルで示しています。
全体として、3.9%にベルガ腔が見つかった計算です。だいたい25人に1人見つかるって感じでしょうか・・・。
よぉ〜し、明日からは3.9%って説明するぞ〜!
ちなみにここで言うベルガ腔は、正確には透明中隔腔とベルガ腔の合併したスペースのことです。透明中隔腔のみの頻度も一応調べてはみたのですが、ホントに透明中隔腔なのか加齢による変化なのかはっきり鑑別出来ない場合も多々あったので、今回は透明中隔腔とベルガ腔が合併している数だけをカウントして、頻度を計算してみました。
別にヒマだからやっている訳ではありませんよ〜。自分のデータを整理して、受診された患者さんにより正確な情報を提供することも、私達の重要な仕事なのです。それにしても、もし画像データがフィルムで管理されている場合なら、千何百人のデータを全部見ようと思ったら莫大な時間と労力が必要になると思いますが、PACS(画像管理システム)を使うといちいち袋からフィルムを撮りだしてシャーカステンに掛けたり、また袋に仕舞ってフィルム棚に戻したりと言うムスケルアルバイトは全て省略出来ます。結果1年間に撮影した画像データを、一晩で集計出来ちゃうと言う早業も可能となるのです。PACSって、べんりぃ〜。
では、実際のデータを見てみましょう。次のグラフは、昨年2月から今年1月までに当院でMRIを撮影した方を、年齢別に並べて見たモノです。
転移性脳腫瘍の経過を観ているような場合は毎月MRIを撮影しますので、1人で何回撮っても1人とカウントしています。
次は各年齢層におけるベルガ腔の件数をグラフにしてありまして、それぞれの年齢層に占めるパーセンテージをラベルで示しています。
全体として、3.9%にベルガ腔が見つかった計算です。だいたい25人に1人見つかるって感じでしょうか・・・。
よぉ〜し、明日からは3.9%って説明するぞ〜!