Dr.さむらのハイパー気まぐれ日記

さむら脳神経クリニックから脳の健康について書いていくつもりですが・・・。

神の眼

もうちょっとプロラクチンの話をしようと思っていたところが、あさっての方向に話がずれてしまっておりますが、まぁそれもまた楽しからずやってことでお許し頂いて・・・。

要するに、神ならぬ身が神の領域に近づくためには、類い希なるその才能に加えて言葉では言い尽くせないほどの努力の積み重ねが必要と思われます。おそらくは何百何千という カンダバー カダバーダイセクションを繰り返し、人間の脳の解剖を隅々まで熟知しているはずです。
 注) 
  1)カンダバー:おイモの葉っぱ
  2)カダバー :屍体
  3)カダバーダイセクション:ご遺体を用いて顕微鏡手術の
          研究を行うこと
  4)カンダバージューシー :お芋の葉っぱの入った雑炊
           カダバーは、雑炊に入れてはいけません。

世の中じゃDr.福島のことを「神の手を持つ脳外科医」と賞賛しておりますが、私自身はちょっと違う見解です。Dr.福島が持っているのは、神の手ではなく ナイロンザイルの様に図太い神経 アメストリス国大総統キング・ブラッドレイの「最強の眼」の如き「神の眼」ではないかと思ったりしております。

荒川弘著「鋼の錬金術師」を読んで頂ければおわかり頂けると思いますが、キング・ブラッドレイは体に賢者の石を注入されホムンクルスとなり、その固有能力として左眼に弾丸の弾道さえも見切る最強の眼を持つコトとなります。敵の攻撃を全て見切る最強の眼は、鉄橋を爆破され谷底へ崩落する瓦礫の中でも、どこをどう飛び移って走れば安全かを瞬時に見切って生還するのですが、あれと同じ様な能力。神の眼!

テレビで手術の場面などを見ておりましても、いきなり腫瘍の本丸にアタックしておりますし、頭蓋骨のどこをどう切ってどうアプローチすれば最短かつ障害物無くより安全に腫瘍に到達出来るか、あの人には開ける前から見えているに違いありません。腫瘍に巻き込まれた血管や重要な神経も、どこをどう通って腫瘍のどこに埋まっているかも、当然丸見え。腫瘍と正常組織との境界も丸見えなので、あとどれくらい腫瘍が残っているか、全部取れているかどうかなども手に取るように見えています。視聴者受けを狙って(かどうか分かりませんが)、時々支障のない程度に血管切って流血させて、見せ場も作っちゃったりして・・・???

花の応援団の薬痴寺的に言えば、「役者やのぉ〜」ってトコでしょうか?




vol.24
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