低出生体重児の増加
たとえば、キミたちのおかあさんのおなかに赤ちゃんがいたとする。
しかも排卵剤の影響で、な・・・な・・・なんと5人も!
これ以上はおなかにハイランザ〜イ
な〜んちゃったりしてるのは、コンタロウ氏のマンガ「1・2のアッホ!!」で、カントクが火星人に対してかますギャグ(?)ですが、お母さんのお腹のキャパもある程度限界がありますから、5人もお腹に入っていれば1人1人を小さく産むしかありません。ところが近年は、低出生体重児つまり生まれた時の体重(身体)が小さい赤ちゃんが増えているのです。実はこれ、生まれてきた赤ちゃんの将来にも関係する由々しき事態なのです。
大正大学人間学部、日本子ども家庭総合研究所 中村 敬先生のペーパーによりますと、低出生体重児が増加している原因として、
①医学的な理由による妊娠中の摂取エネルギーの制限や美容上の理由による栄養摂取の制限
②分娩への医療的介入により相対的に早産が増加
③妊娠中の喫煙の増加
④多胎児の増加
⑤極低出生体重児の増加
⑥高年出産の増加などが考えられるのだそうです。
先生が各種統計結果を元に導き出した結論の中でも注目すべき点は、
①成熟児の妊娠週数別出生体重平均値の年次推移をみると、年々新生児の体重は低下していた。
②早産数/低出生体重児数の比をみると、年々低下しており、低出生体重児は早産に起因するものより胎内発育の低下に起因するものが多いと推測された。
の二つ。特に②。そして先生が結論の最後に述べておられるのは、「わが国では、現在、出生体重が年々小さくなってきている。子どもの将来の発育にとっていかなる影響があるものか検討する必要がある。 」と言う問題であります。
どう言うコトかと申しますと、近年のダイエットブームその他による若い女性の平均体重の減少が見られ、10年前20年前と比べて女性の各年齢層において平均体重が減少しているのですが、妊娠出産においても体重増加を出来るだけ抑制しようという努力は、生まれてくる赤ちゃんの身体に悪影響を及ぼすと言うコトなのです。結論の二番目に出てきた「胎内発育の低下」が起こるのですが、これは生まれた後に発育すればいいや、と言うような単純な話では済まされない問題をはらんでいます。
その説明をする前に、以前にも何度か書いたコトですが、日本人がもの凄く飢餓状態に強い遺伝形質を持っていると言う事実を再認識しておかなければなりません。ナトリウムをため込む性質も、エネルギー(つまり糖分や中性脂肪)をため込む性質も、日本人は欧米人をはるかに凌駕しております。反対から見ると、日本人はいわゆる一つの生活習慣病になりやすい、と言うコトも言えるのです。
次の写真をご覧下さい。
コザに行けばこんな女性沢山見かけます。決してグウィネス・パルトロウのコトではなく、壁に映った影の方です・・・(泣)。日本人には、ここまでの肥満体はあまりいませんが、それはここまでの肥満に達する前に体中の臓器が悲鳴をあげてしまうからです。私なんかどんなに食ったって、ローズマリーの体重(136キロ)まで太るなんて不可能です。おそらく100キロ超えたあたりで、心臓パンクしてしまいます、きっと!
しかも排卵剤の影響で、な・・・な・・・なんと5人も!
これ以上はおなかにハイランザ〜イ
な〜んちゃったりしてるのは、コンタロウ氏のマンガ「1・2のアッホ!!」で、カントクが火星人に対してかますギャグ(?)ですが、お母さんのお腹のキャパもある程度限界がありますから、5人もお腹に入っていれば1人1人を小さく産むしかありません。ところが近年は、低出生体重児つまり生まれた時の体重(身体)が小さい赤ちゃんが増えているのです。実はこれ、生まれてきた赤ちゃんの将来にも関係する由々しき事態なのです。
大正大学人間学部、日本子ども家庭総合研究所 中村 敬先生のペーパーによりますと、低出生体重児が増加している原因として、
①医学的な理由による妊娠中の摂取エネルギーの制限や美容上の理由による栄養摂取の制限
②分娩への医療的介入により相対的に早産が増加
③妊娠中の喫煙の増加
④多胎児の増加
⑤極低出生体重児の増加
⑥高年出産の増加などが考えられるのだそうです。
先生が各種統計結果を元に導き出した結論の中でも注目すべき点は、
①成熟児の妊娠週数別出生体重平均値の年次推移をみると、年々新生児の体重は低下していた。
②早産数/低出生体重児数の比をみると、年々低下しており、低出生体重児は早産に起因するものより胎内発育の低下に起因するものが多いと推測された。
の二つ。特に②。そして先生が結論の最後に述べておられるのは、「わが国では、現在、出生体重が年々小さくなってきている。子どもの将来の発育にとっていかなる影響があるものか検討する必要がある。 」と言う問題であります。
どう言うコトかと申しますと、近年のダイエットブームその他による若い女性の平均体重の減少が見られ、10年前20年前と比べて女性の各年齢層において平均体重が減少しているのですが、妊娠出産においても体重増加を出来るだけ抑制しようという努力は、生まれてくる赤ちゃんの身体に悪影響を及ぼすと言うコトなのです。結論の二番目に出てきた「胎内発育の低下」が起こるのですが、これは生まれた後に発育すればいいや、と言うような単純な話では済まされない問題をはらんでいます。
その説明をする前に、以前にも何度か書いたコトですが、日本人がもの凄く飢餓状態に強い遺伝形質を持っていると言う事実を再認識しておかなければなりません。ナトリウムをため込む性質も、エネルギー(つまり糖分や中性脂肪)をため込む性質も、日本人は欧米人をはるかに凌駕しております。反対から見ると、日本人はいわゆる一つの生活習慣病になりやすい、と言うコトも言えるのです。
次の写真をご覧下さい。
コザに行けばこんな女性沢山見かけます。決してグウィネス・パルトロウのコトではなく、壁に映った影の方です・・・(泣)。日本人には、ここまでの肥満体はあまりいませんが、それはここまでの肥満に達する前に体中の臓器が悲鳴をあげてしまうからです。私なんかどんなに食ったって、ローズマリーの体重(136キロ)まで太るなんて不可能です。おそらく100キロ超えたあたりで、心臓パンクしてしまいます、きっと!