聴神経鞘腫と平衡機能
先日呼んだ認知症の本に「老婆は一日にしてならず」と、何とも含蓄のあるお言葉が載っており、わたくし改めてビックリした次第であります。
そんなことはどうでもいいんですが、昨日は聴神経鞘腫が下前庭神経から発生するのに蝸牛神経の症状がメインであると書いたのですが、だからと言って前庭神経の症状、つまりめまいが無いというわけではありません。聴力低下、回転性めまい、耳鳴りで発症して、まるでメニエール病のような状態ですが、聴神経鞘腫が隠れてる場合もありましたし、めまいがひどくなって車の運転も出来ないと言うことで調べたら聴神経鞘腫が原因だったって場合もありました。
平衡機能を詳しく調べると、聴神経鞘腫の患者さんの90%以上には何らかの平衡機能障害があるとも言われています。ただ、これは普通にMRIを撮るだけでは分からないこともあります。だからと言って、全例造影検査をやるわけにも行きません。ですから、さむら脳神経クリニックでは「怪しい!」と考えられる患者さんには、特別な撮影方法を追加して聴神経をしっかり描出し、腫瘍の有無を確認するようにしています。
普通に脳全体を撮影する場合は、10分以内(約8分)で検査してますが、聴神経までしっかり見る場合は20分くらいかかりますので、御理解の程宜しくお願い致します!
そんなことはどうでもいいんですが、昨日は聴神経鞘腫が下前庭神経から発生するのに蝸牛神経の症状がメインであると書いたのですが、だからと言って前庭神経の症状、つまりめまいが無いというわけではありません。聴力低下、回転性めまい、耳鳴りで発症して、まるでメニエール病のような状態ですが、聴神経鞘腫が隠れてる場合もありましたし、めまいがひどくなって車の運転も出来ないと言うことで調べたら聴神経鞘腫が原因だったって場合もありました。
平衡機能を詳しく調べると、聴神経鞘腫の患者さんの90%以上には何らかの平衡機能障害があるとも言われています。ただ、これは普通にMRIを撮るだけでは分からないこともあります。だからと言って、全例造影検査をやるわけにも行きません。ですから、さむら脳神経クリニックでは「怪しい!」と考えられる患者さんには、特別な撮影方法を追加して聴神経をしっかり描出し、腫瘍の有無を確認するようにしています。
普通に脳全体を撮影する場合は、10分以内(約8分)で検査してますが、聴神経までしっかり見る場合は20分くらいかかりますので、御理解の程宜しくお願い致します!