心配事
嫁さんが出張で、2〜3日東京へ行ってるらしいです。まるで他人事のような感じですが、この場合嫁さんがどこへ行くかが問題ではなく、彼女が留守の間ガキどもとどのように過ごすかが問題です。職場で、「しばらく父子家庭なんだ〜」などと油売っていると、それを聞きつけたスタッフから「家事なんて出来るの」といぶかしがられ、「そんなの当たり前じゃ〜ん。だって昔から言うでしょ、炊事・洗濯・家事・おやじって・・・。」と周囲の空気を真っ白に凍らせつつ、温暖化対策に一役買っているつもりの平和な日々を送ってます。
前の職場に移る前は、失業保険などもらいつつ半年ほど主夫してました。嫁さんに言わせると、「家事手伝い」だそうですが、当時はそれなりに一生懸命やってましたよ。朝食は嫁さんが作るので、その後片付けと掃除洗濯。毎日家中に掃除機かけて、布団乾したり洗濯物片付けたり、その他諸々やっても午前中には一段落付くので、映画にもよく行ってました。少しお昼寝して4時頃から夕食の準備を始め、保育園に子供を迎えに行ってご飯食べさせてお風呂入れて、絵本を読んで9時までには就寝します。ガキどもを寝かしつけるため、家中の電気を消すので私も9時には寝てました。
嫁さんが末の娘を妊娠中に、切迫流産になって絶対安静が必要になってしまったことがありました。その当時、私は八重山病院に単身赴任中で、5歳と2歳だった息子二人を八重山に引き取って暮らすことになったんです。その時も、朝夕の食事の準備は勿論、時にお弁当の準備。あまり沢山着替えも持ってきていなかったので、洗濯機は自転車操業的フル回転の毎日でした。この年頃のガキンチョは、糞尿、砂、泥、ポケットには葉っぱやら石ころやら、デタラメに服を汚してくるので、洗濯機にポ〜ンと投げ込んでスイッチオンってな訳にはいきません。何度も予洗して泥や砂を落とし、ある程度綺麗になってからやっと洗濯機の出番なんです。一人暮らしの時は、週に2回くらいの洗濯で全然OKだったのが、ガキ2人が来てからは毎日1回では足りず、ヘタすっと家の洗濯機回しながらコインランドリー行ったり。食いモンは見境無くデロデロこぼすので、食事の後片付けと床の掃除はワンセットでしたし。
いや〜、今考えるとよく頑張ったモンですよ。二男(次男ではなく、敢えて二男と表記しています)は2歳になったばかりでしたが、言葉が早く充分意思疎通出来たので、大変助かってました。二男は、嫁さんの状態が落ち着いて沖縄本島に帰ったあと、夜中に目覚めた時など、「タクシーでおとうさんのおうち行ってだっこしてもらう〜」とか言って泣いてたそうです。毎朝保育園へ送っていく時は、少しドライブして田んぼに浸かってる水牛を見たりムラサキサギを見たりバンを見たりしていました。八重山から沖縄へ帰る時、いつも会いに行ってた水牛にバイバイして、「もう来ないからねぇ」って叫んでた息子達のことを思い出すと、今でも涙がチョチョ切れます。あの頃、どん底だったなぁ。緊急手術の時は、子供二人小児科の先生に預かってもらったり、何でこんな思いしながら仕事しなきゃいけないんだろうって思ったり・・・。
精神状態普通じゃいられなかった(泣)。
それに比べたら、ある意味今は平和です。ある程度自分のことは自分で出来る年になったガキ3人、別に嫁さんいなくてもへっちゃらなのも当然と言えば当然の話。今の心配は、Going My Wayな長男と、脳天気パー子な長女に挟まれて、気遣いばかりさせられている二男のコト。何でも自分で出来て、一番安心してみていられるだけに、逆に父親としての関わりが希薄になってしまって、彼自身が疎外感を感じたりするのではないかと気になっているのです・・・。
前の職場に移る前は、失業保険などもらいつつ半年ほど主夫してました。嫁さんに言わせると、「家事手伝い」だそうですが、当時はそれなりに一生懸命やってましたよ。朝食は嫁さんが作るので、その後片付けと掃除洗濯。毎日家中に掃除機かけて、布団乾したり洗濯物片付けたり、その他諸々やっても午前中には一段落付くので、映画にもよく行ってました。少しお昼寝して4時頃から夕食の準備を始め、保育園に子供を迎えに行ってご飯食べさせてお風呂入れて、絵本を読んで9時までには就寝します。ガキどもを寝かしつけるため、家中の電気を消すので私も9時には寝てました。
嫁さんが末の娘を妊娠中に、切迫流産になって絶対安静が必要になってしまったことがありました。その当時、私は八重山病院に単身赴任中で、5歳と2歳だった息子二人を八重山に引き取って暮らすことになったんです。その時も、朝夕の食事の準備は勿論、時にお弁当の準備。あまり沢山着替えも持ってきていなかったので、洗濯機は自転車操業的フル回転の毎日でした。この年頃のガキンチョは、糞尿、砂、泥、ポケットには葉っぱやら石ころやら、デタラメに服を汚してくるので、洗濯機にポ〜ンと投げ込んでスイッチオンってな訳にはいきません。何度も予洗して泥や砂を落とし、ある程度綺麗になってからやっと洗濯機の出番なんです。一人暮らしの時は、週に2回くらいの洗濯で全然OKだったのが、ガキ2人が来てからは毎日1回では足りず、ヘタすっと家の洗濯機回しながらコインランドリー行ったり。食いモンは見境無くデロデロこぼすので、食事の後片付けと床の掃除はワンセットでしたし。
いや〜、今考えるとよく頑張ったモンですよ。二男(次男ではなく、敢えて二男と表記しています)は2歳になったばかりでしたが、言葉が早く充分意思疎通出来たので、大変助かってました。二男は、嫁さんの状態が落ち着いて沖縄本島に帰ったあと、夜中に目覚めた時など、「タクシーでおとうさんのおうち行ってだっこしてもらう〜」とか言って泣いてたそうです。毎朝保育園へ送っていく時は、少しドライブして田んぼに浸かってる水牛を見たりムラサキサギを見たりバンを見たりしていました。八重山から沖縄へ帰る時、いつも会いに行ってた水牛にバイバイして、「もう来ないからねぇ」って叫んでた息子達のことを思い出すと、今でも涙がチョチョ切れます。あの頃、どん底だったなぁ。緊急手術の時は、子供二人小児科の先生に預かってもらったり、何でこんな思いしながら仕事しなきゃいけないんだろうって思ったり・・・。
精神状態普通じゃいられなかった(泣)。
それに比べたら、ある意味今は平和です。ある程度自分のことは自分で出来る年になったガキ3人、別に嫁さんいなくてもへっちゃらなのも当然と言えば当然の話。今の心配は、Going My Wayな長男と、脳天気パー子な長女に挟まれて、気遣いばかりさせられている二男のコト。何でも自分で出来て、一番安心してみていられるだけに、逆に父親としての関わりが希薄になってしまって、彼自身が疎外感を感じたりするのではないかと気になっているのです・・・。
この記事へのコメント
先生すごいですね(^_^)
感心します。
ま、勿論、奥さんが大変な時なので当たり前!って言われればそうなんだけど・・・
奥さんありがたかったと思いますよ
二男くん・・・
わかるような気がする・・・
うちも『どうせ俺は・・・』とか『・・・じゃぁ、いいよ俺は・・・』とか
ウチの次男の口癖なので・・・
あまり我慢しなくていいんだよ
と言ったりしますが・・・もう、そう言う事が当たり前の生活になっていて
きっと『我慢しない』事がどういう事なのか、が分からないんでしょうね・・・
でも、きっと先生の所の二男くんとウチの次男は
世の中に出た時、大きな人間になってくれますよ!!
そう信じよう・・・(^^ゞ
感心します。
ま、勿論、奥さんが大変な時なので当たり前!って言われればそうなんだけど・・・
奥さんありがたかったと思いますよ
二男くん・・・
わかるような気がする・・・
うちも『どうせ俺は・・・』とか『・・・じゃぁ、いいよ俺は・・・』とか
ウチの次男の口癖なので・・・
あまり我慢しなくていいんだよ
と言ったりしますが・・・もう、そう言う事が当たり前の生活になっていて
きっと『我慢しない』事がどういう事なのか、が分からないんでしょうね・・・
でも、きっと先生の所の二男くんとウチの次男は
世の中に出た時、大きな人間になってくれますよ!!
そう信じよう・・・(^^ゞ
Posted by たかりんこ at 2010年02月26日 01:50
私は次男です、、、、。
気苦労ばかりです、この歳になってもです。
なのに、トラブルが起きると私のせいにされます、、、、。
もし、みなさんの次男さんが左利きなら、
優しくしてあげて下さい。
カワウソ
気苦労ばかりです、この歳になってもです。
なのに、トラブルが起きると私のせいにされます、、、、。
もし、みなさんの次男さんが左利きなら、
優しくしてあげて下さい。
カワウソ
Posted by ネコとウソ at 2010年02月26日 22:33
こんばんわ!
さむら先生は、すごいですね。
先生のブログを読んでると、育児と仕事の両立ができずに仕事を辞めてしまった私は、必死さが足りなかったかなって思いました。
でも、それは今だからわかることかも。 あの時、そのまま仕事を続けてたら、自分自身だけでなく、子ども達にも辛い思いをさせただろうと思います。
これからでも遅くないですよね。先生を見習って、もっと一所懸命に生活してこうと思いました。
さむら先生は、すごいですね。
先生のブログを読んでると、育児と仕事の両立ができずに仕事を辞めてしまった私は、必死さが足りなかったかなって思いました。
でも、それは今だからわかることかも。 あの時、そのまま仕事を続けてたら、自分自身だけでなく、子ども達にも辛い思いをさせただろうと思います。
これからでも遅くないですよね。先生を見習って、もっと一所懸命に生活してこうと思いました。
Posted by うさぴょん at 2010年02月27日 00:42
たかりんこさん、コメントありがとうございます。
環境因子その他が人生の糧になってくれると良いんですが、我慢させることが多かったような気がして、反省です・・・。
環境因子その他が人生の糧になってくれると良いんですが、我慢させることが多かったような気がして、反省です・・・。
Posted by samura at 2010年02月27日 09:08
カワウソさん、ご訪問ありがとうございます。
AB型の二男にも優しくしてあげようと思います!
トラブルの責任がいつも自分のトコに回ってくると・・・、私なら切れるか逃げるか。耐えるだけの度量の持ち合わせは、ハードタンチャーの私にはありませんです。
AB型の二男にも優しくしてあげようと思います!
トラブルの責任がいつも自分のトコに回ってくると・・・、私なら切れるか逃げるか。耐えるだけの度量の持ち合わせは、ハードタンチャーの私にはありませんです。
Posted by samura at 2010年02月27日 09:13
うさぴょんさん、おはようございます。
わたくし八重山病院を退職後脳外科医を辞めまして、それ以来10年間脳外科の手術はやっておりません。私の場合、大学の医局との間にいろいろと難しい問題があったのですが、それにしても仕事と育児の両立は難しいです、やっぱり。
わたくし八重山病院を退職後脳外科医を辞めまして、それ以来10年間脳外科の手術はやっておりません。私の場合、大学の医局との間にいろいろと難しい問題があったのですが、それにしても仕事と育児の両立は難しいです、やっぱり。
Posted by samura at 2010年02月27日 09:16