夜中の電話連絡
「先手必勝」ではありませんが、医療においても先手先手で攻めるのが重要と考えています。
特に脳外科の入院患者さんは、脳卒中や脳腫瘍で寝たきりになってしまった方が多く、意思疎通もままならない場合は体の不調を訴えることも出来なくなってしまいます。毎日診察して状態の変化を捉えることが出来れば、先手先手で治療を進めることも可能だと思いますが、実際は何らかの症状が出てからしか体調の悪化に気付かないのが本当のところだと思います。
ど〜んと熱が出て初めて肺炎に気付くとか・・・。
寝たきり状態の患者さんは。「今日は熱っぽい」とか「喉が痛い」とか言ってくれるわけではないので、どうしても治療が後手後手に回ってしまわざるを得ないのです。ですから、熱が出たりけいれんしたりと、患者さんの状態が変化した時に、即対応しなければなりません。
と言うことで、患者さんの状態が変化した時は、すぐ私へ連絡するよう病棟看護師へお願いしておりました。そんなに難しいことではないと思うのですが、これがどうしても出来なかったんです。
八重山病院に勤務していた頃は、脳外科医が私一人しかいませんでしたので、どんな夜中だろうがお構いなしに呼び出されてました。病棟処置だけで住むこともあれば、緊急手術ってコトもありました。ですから、真夜中に叩き起こされたって全然平気なんです。と言うか、そうでないと医者(特に脳外科医)は務まらないのではないかと思います。夜中に「患者さんが発熱してます」と電話で起こされても、「連絡してくれてありがとう」って言う気持ちになりますし、すぐ病院へ行って診察すればその場で治療が開始出来るますから患者さんにとってどれだけいいか分かりません。しかし、病棟看護師には充分理解出来ていない方も多くて、朝出勤したら「夕べから熱が出ています」なんて報告が来るんです。ただでさえ後手に回ってるんだから、出来るだけ早く治療を始めたいのに・・・。
月曜の朝に「土曜日の夜から39度熱発してます」なんてコトもあるんですが、そんな時はマジで切れますよ、普段温厚なわたくしも・・・。
主治医に連絡しなかった理由ベスト3が、
夜中だったので → 患者さんには関係ありません。
様子見てました → 放置してましたと聞こえます。
連絡すべきか迷ったんですが → 迷った時こそ連絡を!
結局、病棟主治医としての私の医療に対する考え方が、受け入れて貰えなかったのだと思うしかないんでしょうねぇ。
残念ですが・・・。
特に脳外科の入院患者さんは、脳卒中や脳腫瘍で寝たきりになってしまった方が多く、意思疎通もままならない場合は体の不調を訴えることも出来なくなってしまいます。毎日診察して状態の変化を捉えることが出来れば、先手先手で治療を進めることも可能だと思いますが、実際は何らかの症状が出てからしか体調の悪化に気付かないのが本当のところだと思います。
ど〜んと熱が出て初めて肺炎に気付くとか・・・。
寝たきり状態の患者さんは。「今日は熱っぽい」とか「喉が痛い」とか言ってくれるわけではないので、どうしても治療が後手後手に回ってしまわざるを得ないのです。ですから、熱が出たりけいれんしたりと、患者さんの状態が変化した時に、即対応しなければなりません。
と言うことで、患者さんの状態が変化した時は、すぐ私へ連絡するよう病棟看護師へお願いしておりました。そんなに難しいことではないと思うのですが、これがどうしても出来なかったんです。
八重山病院に勤務していた頃は、脳外科医が私一人しかいませんでしたので、どんな夜中だろうがお構いなしに呼び出されてました。病棟処置だけで住むこともあれば、緊急手術ってコトもありました。ですから、真夜中に叩き起こされたって全然平気なんです。と言うか、そうでないと医者(特に脳外科医)は務まらないのではないかと思います。夜中に「患者さんが発熱してます」と電話で起こされても、「連絡してくれてありがとう」って言う気持ちになりますし、すぐ病院へ行って診察すればその場で治療が開始出来るますから患者さんにとってどれだけいいか分かりません。しかし、病棟看護師には充分理解出来ていない方も多くて、朝出勤したら「夕べから熱が出ています」なんて報告が来るんです。ただでさえ後手に回ってるんだから、出来るだけ早く治療を始めたいのに・・・。
月曜の朝に「土曜日の夜から39度熱発してます」なんてコトもあるんですが、そんな時はマジで切れますよ、普段温厚なわたくしも・・・。
主治医に連絡しなかった理由ベスト3が、
夜中だったので → 患者さんには関係ありません。
様子見てました → 放置してましたと聞こえます。
連絡すべきか迷ったんですが → 迷った時こそ連絡を!
結局、病棟主治医としての私の医療に対する考え方が、受け入れて貰えなかったのだと思うしかないんでしょうねぇ。
残念ですが・・・。
この記事へのコメント
こんにちわ。
私今日も夜勤ですが、
先生の話を聞くと理想のお医者さんです。
医者の中には、夜勤にきてるのに朝まで起こすな、と感じる威圧感があるひともいます。本の一握りの方と思いますが…。
それに、患者様と接していて、長年の経験でこの治療したら楽になるのにとか思うことあっても、医者でないので…。
変に指示仰いでも、プライドが許さないのかじゃあどうして欲しいわけ!と言う人もいます。
患者様優先に考えて欲しいのに。
ただでさえ夜は患者様の急変も多く老人はなおさらです。
そんなとき、先生のような考えをもつひとは、患者様にとっても、看護師にとっても心強いです。
患者様の笑顔をみると
(^o^)vヤッターと
嬉しくて…。
いつまでも患者様優先のお仕事頑張ってください。
でも元気が一番、体壊さないように気をつけてくださいね。o(^-^)o
私今日も夜勤ですが、
先生の話を聞くと理想のお医者さんです。
医者の中には、夜勤にきてるのに朝まで起こすな、と感じる威圧感があるひともいます。本の一握りの方と思いますが…。
それに、患者様と接していて、長年の経験でこの治療したら楽になるのにとか思うことあっても、医者でないので…。
変に指示仰いでも、プライドが許さないのかじゃあどうして欲しいわけ!と言う人もいます。
患者様優先に考えて欲しいのに。
ただでさえ夜は患者様の急変も多く老人はなおさらです。
そんなとき、先生のような考えをもつひとは、患者様にとっても、看護師にとっても心強いです。
患者様の笑顔をみると
(^o^)vヤッターと
嬉しくて…。
いつまでも患者様優先のお仕事頑張ってください。
でも元気が一番、体壊さないように気をつけてくださいね。o(^-^)o
Posted by 櫻宝 at 2009年11月23日 14:11
samura先生
私はダンスのインストラクターでもあるのですが…今日イベントでマイケル
ジャクソンをやりまして…筋肉疲労と頭痛がしてます…
この頭痛は興奮j状態から普通の状態に戻ったらやってきました
軽い頭痛ですから…こうしてコメントも書き込んでますが…
以前のような激しい頭痛が来たら…迷わず 夜中でも病院ですね…
我が家の近くお救急病院は浦添総合病院ですが…
私はダンスのインストラクターでもあるのですが…今日イベントでマイケル
ジャクソンをやりまして…筋肉疲労と頭痛がしてます…
この頭痛は興奮j状態から普通の状態に戻ったらやってきました
軽い頭痛ですから…こうしてコメントも書き込んでますが…
以前のような激しい頭痛が来たら…迷わず 夜中でも病院ですね…
我が家の近くお救急病院は浦添総合病院ですが…
Posted by にゃん社長 at 2009年11月23日 23:29
櫻宝さん、コメントありがとうございます。
患者さんに対して責任を負っている立場にあるので、すべての情報は握っておきたいと思っているのですが、それが充分理解して貰えずなかなかうまく行かないのは歯がゆいところではありますね。
こだわる性格が災いして、病院ではかなり嫌われているようです(泣)。
患者さんに対して責任を負っている立場にあるので、すべての情報は握っておきたいと思っているのですが、それが充分理解して貰えずなかなかうまく行かないのは歯がゆいところではありますね。
こだわる性格が災いして、病院ではかなり嫌われているようです(泣)。
Posted by samura at 2009年11月24日 09:54
にゃん社長さん、おはようございます。
運動の後の頭痛と言うことですので、血管性頭痛(片頭痛)の可能性が高いと思いますが、そう言う場合は若い男性に多く一過性で血管性頭痛と言うこともあり拍動性の痛みを感じるようです。一般的に良性ですので、強い痛みが来ても心配はないのですが、くも膜下出血との鑑別も重要です。
鈍い弱い痛みであれば、運動後の筋肉疲労に関係した緊張型頭痛の可能性もあると思います。可能性としてはこちらの方が高いかもしれませんね。
浦添総合病院の脳外科は、琉大脳外科時代の仲間でみんな頼れるドクターです。今も常に連携をとっているのですが、今後さらに連携を深めていくことになると思います。
運動の後の頭痛と言うことですので、血管性頭痛(片頭痛)の可能性が高いと思いますが、そう言う場合は若い男性に多く一過性で血管性頭痛と言うこともあり拍動性の痛みを感じるようです。一般的に良性ですので、強い痛みが来ても心配はないのですが、くも膜下出血との鑑別も重要です。
鈍い弱い痛みであれば、運動後の筋肉疲労に関係した緊張型頭痛の可能性もあると思います。可能性としてはこちらの方が高いかもしれませんね。
浦添総合病院の脳外科は、琉大脳外科時代の仲間でみんな頼れるドクターです。今も常に連携をとっているのですが、今後さらに連携を深めていくことになると思います。
Posted by samura at 2009年11月24日 10:17