Dr.さむらのハイパー気まぐれ日記

さむら脳神経クリニックから脳の健康について書いていくつもりですが・・・。

消えずに残る記憶

アミバ様の雰囲気によく似たクリストファー・ランバートの写真を探し出すのに、3時間47分を要した者です。

消えずに残る記憶

気象庁の台風のデータを60年分見るのにも4時間8分かかりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

わたくし常々穏やかな気持ちで日々を過ごしたいと思っていますが、種々雑多なストレスが多くてねぇ・・・・・。生きている限り、ストレスから逃げる術はないんでしょうか?生きてること自体がストレスだって話もあるくらいですから、ストレスから逃げることは不可能なのかも。それならいっそのコト、イヤなことは全て忘れてしまえたら幸せかも!

そんなくだらない御託はいいとして、認知症の患者さんが外来にいらっしゃる際に、ご家族が患者さんのコトを色々言われる内容にヒヤヒヤすることがあります。時々なんですが。「どこも悪くないから病院に行く必要は無いと言っている」とか「先生の名前も覚えてない」とか「何度も同じコトを聞いて、いくら教えてもすぐ忘れてしまう」とかその手の類の内容を色々と・・・。ごく希になんですが。

個人的には、認知症の患者さんへの対応は、その方がもっとも心安らかに生活出来るようなサポートをするコトだと考えています。いくら認知症がこれ以上悪化しないように治療してるんだと教え込んでも、数分後には忘れてしまうわけですからそんなの無駄な努力と言わざるを得ません。それどころか、自分の目の前で知らない人に自分のコトを悪く言われて、イヤな思いをさせるだけ。ご家族が話している間患者さんは黙って聞いていますが、きっといたたまれない気持ちだろうなぁと思ってしまいます。その時話された内容は忘れてしまっても、その時の嫌な気持ちいたたまれない気持ちの記憶は消えずに残ります。

患者さんの脳には、付き添いのご家族のことが自分のことを悪く言う意地悪な人とインプットされてしまいます。病院やクリニックは、さしずめ「イヤな思いをさせられる不愉快な場所」って感じでしょうか? ご家族には悪意はないのかもしれませんが、患者さんが受診したくない理由を作ってしまっているのかもしれません。

それからすると、別に病院に行くと言って連れてこなくてもいいのではないかと・・・。デイサービスのことを「学校」だと思っている方には、「今日は校長先生に会いに行く日だよ」と行った方が話の通りが良かったりして。

ドクターと話す時には、患者さんの良い点を一生懸命褒めてあげて、ホントに言いたいことは患者さんが退室された後で本人抜きで話してもいいんじゃないかと思うのですが、皆様如何でしょうか?




vol.24
患者さんについて求めること

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この記事へのコメント
本人がいる前で話せないと思ってても、普通は退室して自分だけ診察室に入ることできないですからね〜
家族は、話したいから時間がかかり、本人が待合室で待ちきれないです。(笑)
私は、受診同行して本人と家族を離して、診察室に家族が入れる時間をつくりますが、これは結構手間がかかります。
記憶はないですが、感情と感覚で感じてますよ。
これはデジャブと同じだと、私は思います!!
一芝居しなきゃいけません。役者が必要です!(笑)
Posted by よぅ at 2011年06月08日 07:23
よぅさん、こんばんは。

なんだか眠れなくて・・・。
ちょっと疲れてるかも。
Posted by samurasamura at 2011年06月12日 01:29
・・・で、アミバとクリストファーの件は?
Posted by ichigeki at 2011年07月19日 12:49
ichigekiさん、コメントありがとうございます。

その件に関しましては、5月2日の拙書「聞き違い(その2)」に書いてあるんですが、ちょっとだけです・・・。
Posted by samurasamura at 2011年07月21日 23:00
 
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