首がネックな若年頭痛患者が急増中!
ネック。
以前にも書きましたが、自他共に認める「首」という意味です。
関係ないけど、写真はエル・カネック。
参照:http://ventilatorblues-sway.blogspot.com/2012/11/38.html
一般的には、「物事の障害となっている事柄」と言う意味で使われ、あたくしの場合首がネックなんですが、首が悪いと言う意味です・・・・・。
最近首がネックな頭痛患者さんが多くて、特に10代20代の若年者で増加している印象を受けるため、自験例を供覧してお示ししたいと思います。
まず、普通の首って、こんな感じ!
前に凸のカーブを描いております。
最近若年者の頭痛の患者さんで、頚部レントゲンを撮影するとストレートネックの方が増えております。
こんな感じで、首の骨がまっすぐに!
いわゆるストレートネックですが、この子達が最初からこんなふうに首の骨がまっすぐだった訳ではないんですね。重たい頭が前に落ちるような姿勢が長時間続いて、本来前に凸にカーブしているはずの首の骨の並びが、徐々に伸びてきてまっすぐになってしまったのです。
首の骨がストレートになってしまうと、重たい頭が前に落ちるので後頚部〜肩の筋肉で重たい頭を持ち上げていなければならなくなります。首や肩にすごい負担がかかった状態になる訳です。しかしこれらの子供たちに肩こり首頃の自覚がある訳でなく、頭痛として脳が認識してしまうのです。
これに対して、頭痛薬飲んでも治るはずがないのは当然の話です!
昨年1年間で、頚部レントゲンでストレートネックだった症例は、
0歳〜10歳で22人中10人、45.5%。
11歳〜15歳で54人中41人、75.9%。
16歳〜20歳で46人中44人、95.7%。
でした。
頭痛がひどくなって学校休んで受診する訳ですが、この子達が社会人になって長時間のパソコン業務に果たして耐えられるのか、あたくしは非常に心配です。学生ならまだ許されますが、社会人になって仕事休んでばかりじゃ社会生活もままならなくなってしまいます!
さらに・・・・・、
ストレートネックを超えた逆カーブの子も増えてきています。
0歳〜10歳で22人中1人、4.5%。
11歳〜15歳で54人中7人、13.0%。
16歳〜20歳で46人中6人、13.0%。
ちなみに、21歳〜30歳までの94人では、21人22.3%が逆カーブで、さらに増加傾向が見られます。
はっきり言って、ヤバ過ぎです!
こうやって頚部レントゲンを撮影してお見せすると、本人よりもご父母の方が衝撃を受けられるようです。
原因は、長時間のスマホが挙げられます。小・中学生では、カバンやランドセルが重過ぎることも原因と考えられます。骨格や筋肉靭帯がまだ未熟なうちから、首や肩に負担がかかる状態が増えていることと、外で走り回って遊ぶことが少なくなったことも、遠因となっているように思っております。
お子様の原因不明の頭痛でお悩みの皆様方は、是非さむら脳神経クリニックにご相談下さい!
以前にも書きましたが、自他共に認める「首」という意味です。
関係ないけど、写真はエル・カネック。
参照:http://ventilatorblues-sway.blogspot.com/2012/11/38.html
一般的には、「物事の障害となっている事柄」と言う意味で使われ、あたくしの場合首がネックなんですが、首が悪いと言う意味です・・・・・。
最近首がネックな頭痛患者さんが多くて、特に10代20代の若年者で増加している印象を受けるため、自験例を供覧してお示ししたいと思います。
まず、普通の首って、こんな感じ!
前に凸のカーブを描いております。
最近若年者の頭痛の患者さんで、頚部レントゲンを撮影するとストレートネックの方が増えております。
こんな感じで、首の骨がまっすぐに!
いわゆるストレートネックですが、この子達が最初からこんなふうに首の骨がまっすぐだった訳ではないんですね。重たい頭が前に落ちるような姿勢が長時間続いて、本来前に凸にカーブしているはずの首の骨の並びが、徐々に伸びてきてまっすぐになってしまったのです。
首の骨がストレートになってしまうと、重たい頭が前に落ちるので後頚部〜肩の筋肉で重たい頭を持ち上げていなければならなくなります。首や肩にすごい負担がかかった状態になる訳です。しかしこれらの子供たちに肩こり首頃の自覚がある訳でなく、頭痛として脳が認識してしまうのです。
これに対して、頭痛薬飲んでも治るはずがないのは当然の話です!
昨年1年間で、頚部レントゲンでストレートネックだった症例は、
0歳〜10歳で22人中10人、45.5%。
11歳〜15歳で54人中41人、75.9%。
16歳〜20歳で46人中44人、95.7%。
でした。
頭痛がひどくなって学校休んで受診する訳ですが、この子達が社会人になって長時間のパソコン業務に果たして耐えられるのか、あたくしは非常に心配です。学生ならまだ許されますが、社会人になって仕事休んでばかりじゃ社会生活もままならなくなってしまいます!
さらに・・・・・、
ストレートネックを超えた逆カーブの子も増えてきています。
0歳〜10歳で22人中1人、4.5%。
11歳〜15歳で54人中7人、13.0%。
16歳〜20歳で46人中6人、13.0%。
ちなみに、21歳〜30歳までの94人では、21人22.3%が逆カーブで、さらに増加傾向が見られます。
はっきり言って、ヤバ過ぎです!
こうやって頚部レントゲンを撮影してお見せすると、本人よりもご父母の方が衝撃を受けられるようです。
原因は、長時間のスマホが挙げられます。小・中学生では、カバンやランドセルが重過ぎることも原因と考えられます。骨格や筋肉靭帯がまだ未熟なうちから、首や肩に負担がかかる状態が増えていることと、外で走り回って遊ぶことが少なくなったことも、遠因となっているように思っております。
お子様の原因不明の頭痛でお悩みの皆様方は、是非さむら脳神経クリニックにご相談下さい!
この記事へのコメント
私も酷い肩こりと追突事故の後遺症で後頭部からくる肩こりと偏頭痛がはんぱない時があります。今度、知らんふりして密かに来院してみようかな?
Posted by 美来 at 2019年01月14日 14:16