日本人の未来像
と言いますのも、日本人というのは例えればリッターカーみたいなモンで、小さなボディーにエンジンも小さめ。少ない燃料で長距離を走破出来る、省エネ体質なんでございます。
欧米人は、でかいアメ車みたいなモンで、ガタイもでかけりゃエンジンも馬鹿でかく、ガソリンをバンバン燃やしながら走る人達なんですね。日本人のエンジンがリッター10数キロなら、欧米人はリッター3キロとか4キロとか・・・。
昨日の話に戻りますが、お母さんのお腹の中にいる赤ちゃんは、外界の情報はお母さんを通してしか得られません。お母さんの摂取する栄養分が少なければ、外の世界は厳しい飢餓状態の蔓延する世界だと錯覚してしまうのです。そうすると赤ちゃんの遺伝子が、食糧事情の厳しい外界の状況に適応すべく省エネ体質を更に強化するように働くのです。そして胎内発育低下の結果、立派な低出生体重児の出来上がり〜！
身体は小さく、心筋細胞も出来るだけ少なく。摂取出来るエネルギーが少ないわけですから、インスリンも少なくて良いので、膵臓も小さく作ります。それに合わせて肝臓も腎臓も、筋肉などその他の体組織も出来るだけ小さくコンパクトに、元々リッターカーだった省エネボディーを更に超省エネ体質の軽自動車に作り替えて生まれてくるのです。
ところが生まれてみると外は飽食の世界！塩分とカロリーが手に手を携えてやって来ます。
そうすると、少ないエネルギーを節約して使う超省エネ体質が逆に災いし、入ってきたエネルギーをため放題。結果メタボまっしぐら！軽自動車のエンジンにアメ車のボディーを持った、新日本人の誕生です。生まれながらの660ccのエンジンを、排気量4リッターのどでかいエンジンに作り替えることは、心臓移植でもしない限りどう考えたって出来ません！新日本人のエンジンにどれくらい負担がかかるか、容易に想像がつくのではないでしょうか。もちろん負担がかかるのは心臓ばかりではありません。膵臓にも肝臓にも腎臓にも負担掛かりまくりです。
ナトリウムがガンガン入って身体に溜まると水も一緒に溜まりますから、血管内容量が増加し血圧上がりまくり〜。糖分もたっぷり入ってきますから余ったカロリーは中性脂肪へ変換され、内臓脂肪は増えまくり！ついでに血中の中性脂肪も上昇しますので、インスリンの作用が低下し更に膵臓の負担に拍車をかけます。インスリンの効きが悪いので、膵臓はインスリンの分泌量を増やしますから高インスリン血症になって血中の脂肪を分解するリパーゼと言う酵素の作用が減弱し、更に中性脂肪が下がりにくい状態に・・・。インスリンの必要量はどんどん増えますが、ちっちゃ膵臓がそれに耐えきれずへばってしまいインスリンは枯渇し糖尿病へ・・・！肝臓は余ったカロリーを消費しきれなくなり、悪玉コレステロールが増加するのと反対に善玉コレステロールは減少し、動脈硬化はガンガン悪化します。そして腎臓の血流量が低下し、腎機能も悪化する方向へ。まるでドミノのようにそれぞれがそれぞれの足を引っ張って・・・。
どう考えても、長生き出来まへんな！
「出生体重の低下が、子どもの将来の発育にとっていかなる影響があるものか検討する必要がある」と言う中村敬先生の指し示す先には、上記のような未来の日本人像が見えてきます。とは言っても、実際どうなるかはあと30〜40年くらい経たないと分かりませんけど・・・。
欧米人は、でかいアメ車みたいなモンで、ガタイもでかけりゃエンジンも馬鹿でかく、ガソリンをバンバン燃やしながら走る人達なんですね。日本人のエンジンがリッター10数キロなら、欧米人はリッター3キロとか4キロとか・・・。
昨日の話に戻りますが、お母さんのお腹の中にいる赤ちゃんは、外界の情報はお母さんを通してしか得られません。お母さんの摂取する栄養分が少なければ、外の世界は厳しい飢餓状態の蔓延する世界だと錯覚してしまうのです。そうすると赤ちゃんの遺伝子が、食糧事情の厳しい外界の状況に適応すべく省エネ体質を更に強化するように働くのです。そして胎内発育低下の結果、立派な低出生体重児の出来上がり〜！
身体は小さく、心筋細胞も出来るだけ少なく。摂取出来るエネルギーが少ないわけですから、インスリンも少なくて良いので、膵臓も小さく作ります。それに合わせて肝臓も腎臓も、筋肉などその他の体組織も出来るだけ小さくコンパクトに、元々リッターカーだった省エネボディーを更に超省エネ体質の軽自動車に作り替えて生まれてくるのです。
ところが生まれてみると外は飽食の世界！塩分とカロリーが手に手を携えてやって来ます。
そうすると、少ないエネルギーを節約して使う超省エネ体質が逆に災いし、入ってきたエネルギーをため放題。結果メタボまっしぐら！軽自動車のエンジンにアメ車のボディーを持った、新日本人の誕生です。生まれながらの660ccのエンジンを、排気量4リッターのどでかいエンジンに作り替えることは、心臓移植でもしない限りどう考えたって出来ません！新日本人のエンジンにどれくらい負担がかかるか、容易に想像がつくのではないでしょうか。もちろん負担がかかるのは心臓ばかりではありません。膵臓にも肝臓にも腎臓にも負担掛かりまくりです。
ナトリウムがガンガン入って身体に溜まると水も一緒に溜まりますから、血管内容量が増加し血圧上がりまくり〜。糖分もたっぷり入ってきますから余ったカロリーは中性脂肪へ変換され、内臓脂肪は増えまくり！ついでに血中の中性脂肪も上昇しますので、インスリンの作用が低下し更に膵臓の負担に拍車をかけます。インスリンの効きが悪いので、膵臓はインスリンの分泌量を増やしますから高インスリン血症になって血中の脂肪を分解するリパーゼと言う酵素の作用が減弱し、更に中性脂肪が下がりにくい状態に・・・。インスリンの必要量はどんどん増えますが、ちっちゃ膵臓がそれに耐えきれずへばってしまいインスリンは枯渇し糖尿病へ・・・！肝臓は余ったカロリーを消費しきれなくなり、悪玉コレステロールが増加するのと反対に善玉コレステロールは減少し、動脈硬化はガンガン悪化します。そして腎臓の血流量が低下し、腎機能も悪化する方向へ。まるでドミノのようにそれぞれがそれぞれの足を引っ張って・・・。
どう考えても、長生き出来まへんな！
「出生体重の低下が、子どもの将来の発育にとっていかなる影響があるものか検討する必要がある」と言う中村敬先生の指し示す先には、上記のような未来の日本人像が見えてきます。とは言っても、実際どうなるかはあと30〜40年くらい経たないと分かりませんけど・・・。
vol.24
患者さんについて求めること
この記事へのコメント
その前に避けることを知らないワコウド！
どうにかならないものかしら。
テリトリーやセキュリティというのが無いようで、
おじさんだろうがなんだろうが接近しても避けない、
ぶつかる直前に「キャッ！」と言われても、、、、。
この子達長生きできるのだろうか。
カワウソ
どうにかならないものかしら。
テリトリーやセキュリティというのが無いようで、
おじさんだろうがなんだろうが接近しても避けない、
ぶつかる直前に「キャッ！」と言われても、、、、。
この子達長生きできるのだろうか。
カワウソ
Posted by ネコとウソ
at 2010年09月06日 21:38
at 2010年09月06日 21:38カワウソさん、おはようございます。
以前「距離の概念」でも同じ様なコメントを頂きましたが、やはり避けることを知らないワコウド衆は、女子が多いのでしょうか？
危険を察知する能力が低下している場合、長期の生命予後は期待出来ないと思います（つまり長生き出来ない）。
以前「距離の概念」でも同じ様なコメントを頂きましたが、やはり避けることを知らないワコウド衆は、女子が多いのでしょうか？
危険を察知する能力が低下している場合、長期の生命予後は期待出来ないと思います（つまり長生き出来ない）。
Posted by samura at 2010年09月07日 09:20
at 2010年09月07日 09:20