視空間失認
ところがですねぇ。視神経も後頭葉も、勿論後頭葉に至る経路も問題無いのに、見えてないって場合があるんです。いったい何が起こっているのかよく分かりませんが、見えているのに見えているってコトを脳が認識してくれないって状況です。これを視空間失認と言います。
脳には空間を認識する部位があります。頭頂葉ってトコなんですが、普通脳は左半球が優位に働いていて、モノを考えるのも記憶するのも言葉を聞いて理解するのも左脳ですし、利き手である右手を動かすのも左脳です。ところが空間認識に関しては、右脳が優位に働きます。右頭頂葉ですね。
どうなっているかと言いますと、左頭頂葉は右の視空間(図の黄色い範囲)を認識しますが右頭頂葉は左視空間ばかりでなく右視空間まで認識します(図の赤い範囲)。ですから左頭頂葉に障害が生じても、右視空間失認は起きません。右頭頂葉が左の分の機能を肩代わりしてくれるからです。ところが右頭頂葉が障害を受けた場合、左頭頂葉は右視空間しか認識出来ませんので、左視空間が認識出来なくなってしまいます。
見えているのに、脳が認識してくれないのです・・・。困ったモンです。
脳には空間を認識する部位があります。頭頂葉ってトコなんですが、普通脳は左半球が優位に働いていて、モノを考えるのも記憶するのも言葉を聞いて理解するのも左脳ですし、利き手である右手を動かすのも左脳です。ところが空間認識に関しては、右脳が優位に働きます。右頭頂葉ですね。
どうなっているかと言いますと、左頭頂葉は右の視空間(図の黄色い範囲)を認識しますが右頭頂葉は左視空間ばかりでなく右視空間まで認識します(図の赤い範囲)。ですから左頭頂葉に障害が生じても、右視空間失認は起きません。右頭頂葉が左の分の機能を肩代わりしてくれるからです。ところが右頭頂葉が障害を受けた場合、左頭頂葉は右視空間しか認識出来ませんので、左視空間が認識出来なくなってしまいます。
見えているのに、脳が認識してくれないのです・・・。困ったモンです。