カバ丸兄弟
小学校に上がるまでは、うちではほとんど甘いお菓子やジュース類は、子供達に与えていませんでした。ゼリーとかプリンとかアイスクリームとか、スーパーなど行ってもこれが何であるか分かっていないため、「買って、買って!」と駄々をこねるようなコトは全くありません。おやつに食べる物と言えば、海苔とか煮干しとか野菜のスティックサラダとか・・・。
そのお陰かどうか分かりませんが、なんでもよく食べる子に育ってくれました。要するに、何が美味しくて何が美味しくないのか、分かっていなかったんですね、当時。ですから、お腹が空いた時には手当たり次第って言うくらい、なんでも食ってましたよ。食パンなどは、冷凍庫から取り出して凍ったままガツガツ食いますし、切り餅なども焼く前の硬い状態のまま、ガリガリかじって食ってました。餃子は、まだ具を巻いてない、勿論まだ焼いてない生の皮を食っていたり・・・。
もう、正直言って、伊賀のカバ丸状態!
あたしゃこいつらを、「カバ丸兄弟」と呼んでました。
正直切り餅を取り合いして、焼く前の硬いヤツを我先にガリガリかじった時には、「育て方間違った」と自責の念に駆られたほどです(親の顔が見たいよ)。長男は今でもカバ丸状態で、食事を思いっきり沢山口の中に入れて、ハムスターがほほ袋膨らますみたいな状態でもぐもぐやってるんですが、これがほとんどカバ丸! 「時々息もするのよ」って言いたくなるほど。誰も取ったりしないと思うのですが、彼には彼なりの理由があるようです。理解できませんが・・・。
しかし、どの子もたくましく育ってます。同じ年齢の時の私と比較して、長男は10cm以上大きいですし、二男はちょうど同じくらい。娘は、背は小さいですが、体重は同じくらい(デブじゃん)。いや、私は小学校3年生までは、痩せてましたよ。4年生の夏休みに、あんなおバカな宿題が出るまでは・・・(その話はまた今度)。
子供達がたくましく育っていく様子を、親としては目を細くしてほほえましく眺めているわけなんですが、それぞれの個性が全く違うのにも笑ってしまいます。血液型も長男はA型、二男はAB型、娘がB型。好物も、長男はカレー、二男は沖縄そば、娘はスパゲッティー。
外食する時、意見が割れるのが困りものです。
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