愛などいらぬ!

samura

2011年01月24日 01:14

My mother is my mother.

日本語で言うと、「私の母は、ワガママだ」。


それはど〜でもいいとして、先日の記事「教授」を読まれた方々から、いくつかお便りを頂いておりますので、この場を借りまして読者の皆様にもご紹介したいと思います。

お便りその1
東京都在住 S.Yさん
先日会社の上司が、「嫌がる平社員に残業させるからおもしろいんだ。フハハハ〜〜」と叫んでました!

コメント:その上司の方は、北斗の拳の愛読者で獄長ウイグルフリークに間違いありません。よい上司をお持ちで、羨ましい限りです・・・。フハハハ〜〜

お便りその2
WWE在住 HHHさん
ラオウが世紀末覇者を名乗る前は、脳外科医でしかも専門医資格まで持っていたとは知りませんでした。

コメント:専門医試験の時、私の斜め前に座ってましたよ。

お便りその3
アルデバラン在住 ヒープーネームこたつねこさん
最後のところで、訂正線で消してあった「離島プロ」って、何ですか?

コメント:離島プロ、正確には「離島医療人養成教育プログラム」と言い「RITOプロ」と約しますが、医学部において離島医療で極度に少ない脳外科や産婦人科などの専門医を緊急養成する教育プログラムのコトです。「離島医療は県がやればいい」と離島の基幹病院から派遣医を引き上げたりして離島医療に貢献する気ゼロの教授が、離島プロの中心的ポジションにいらっしゃったとの噂も聞いたことがありますが、自分で医者を引き上げといて緊急養成するってのも矛盾した話ですので、私はこの噂は全く信じておりません。第三の羅将ハンみたいな人が教授になれば、離島医療も安泰なのです!

お便りその4
尾張の国在住 O田N長さん
samura先生に質問ですが、「北斗の拳」の登場人物で、ラオウやハンの他にも教授キャラの人がいるでしょうか? いたら教えて下さい。

コメント:よくぞ聞いて下さいました! もう一人教授キャラの登場人物をあげるとしたら、誰がどう考えても聖帝サウザー以外にはおりません。まずは次の場面をご覧下さい!



サウザー教授の、このふてぶてしい表情を見てご覧なさい! こんな医局、絶対入りたくねぇ・・・(恐)。

ところがこの人、ケンシロウも言っているように、ホントはとても愛情深い人なのです。



最愛の人(先代伝承者にして養父オウガイ)を失った悲しみから、一切の愛情を拒否する傲岸不遜な冷血漢に成り下がってしまったのです。



「こんなに悲しいのなら、苦しいのなら、愛などいらぬ!!」と泣いて叫んだサウザーの気持ち、わたしには痛いほどよく分かりますよ・・・、ホント。

初めて経験する喪失体験があまりにも大きすぎて、乗り越えることが出来なかったんでしょう、きっと。愛情が深すぎるが故に、その反動たるや筆舌に尽くしがたいモノがあったのです。傷つくのを恐れてホントの心を意識の最深部に沈め、周囲を鋼鉄のバリケードで何重にも取り囲んでガードしているのです。経験者のわたくしが言っているのですから、間違いありません! ケンシロウの北斗神拳が打ち砕いたのは聖帝サウザーの野望ではなく、彼の本当の愛情深い心を幾重にも取り囲んでいた鋼鉄のバリケードだったのではと思うのは、私だけでしょうか? いやぁ、この人、マジで共感します・・・。

マンガの中の世界なので、かなり強調されているのは分かりますが、サウザーを見ていると子供の頃に飼っていたイヌやネコが死んだりして悲しい気持ちを体験するってコトは、もの凄く重要なことなのではと思ってしまいます。

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